【癖毛の方は必見!】癖毛の中でも、チリチリでボワっと膨らんでしまう方への縮毛矯正
今日はお休みを頂いていたのですが、美容師をやる前から親交のあるお客様からの紹介で、わざわざ遠方から(埼玉)お店に来店したいとのことだったので、朝だけ出勤してきました!
最初にビフォーの写真を撮るのを忘れてしまっていたので、途中で乾かしたときの写真ですが、髪の毛の説明を。
・髪の表面のほうの毛が、毎日のアイロンによって、癖もある上にチリチリでボワボワに膨らんでしまっていました。
・下の髪の毛は、大きくうねる癖はあるものの、チリチリまではいってませんでした。
・髪は全体的に柔らかく、髪の量も多くはなくペタッとしてしまいやすい感じ。
・いつもセルフで白髪染めをしていて、ダメージもそれなりに受けていました。
・以前に矯正をかけたときに、髪が余計にチリチリになってしまい(かなり痛んだ)余計にボリュームが出てしまった。
それからは怖くて何年も縮毛矯正はかけていなかった。
こんな感じで、朝にアイロンをがっつりとかけてからでないと出掛けることも出来ない状態だったようです。
そして、その状態を見ていた私のお客様が、お声をかけて、私のことを紹介して来てくださったようです。
もちろん、紹介をしていただいた元々来て下さっているお客様も、私が縮毛矯正をかけさせてもらっています。
なのでここは、カラーが得意と言いつつも矯正も得意な私が、「本気でキレイにさせていただかねば!」という気持ちで矯正をさせていただきました。
縮毛矯正は、
1つ目のお薬 → お流し → アイロン → 2つ目のお薬 → お流し
の順でやっていきます。
で、この『縮毛矯正』で一番大事なのが、1つ目のお薬です。
ここで、8割方、今回の縮毛矯正がうまくいくかが決まってきます。
今回の髪質の場合、【柔らかく、ダメージも受けているが、癖は強い】ので、出来るだけダメージを与えないように、弱いお薬を使って、ゆっくりと髪の中までお薬を浸透させていきます。
癖が強いからといって、強い薬は絶対にNGです。
1つ目の薬で痛んでしまったら、元に戻すことは、とても難しいですし、ほぼほぼ無理になります。
弱い薬で、しっかりと時間を長く置き、中までちゃんと薬を浸透させるのが一番です。
それでも、癖が伸びないようであれば、一度薬を洗い流して、もう一度弱いお薬で、髪の中に浸透させていくのが、一番安全だと思います。
厚いお肉を表面が焦げないように、弱火でしっかりと中まで火を通すようなイメージです。
あくまでもしっかりとゆっくりに。
後は難しくありません。アイロンできっちり伸ばしていくだけです。
一応ここでも注意することはあるですが、1つ目の薬に比べたら、えらい簡単なものです。熱を当てすぎないようにさえすればいいのですから。
そして、ツヤがでるように過酸化水素の2つ目のお薬を。
こんな感じになりました。カットは元々薄くなってしまっているところを少し整えさせてもらいました。
表面には、ダメージなのか、なんなのかわかりませんが、短い毛がピョンピョンでやすいので、しっかりとそこをオイルなどで押さえてしまえばこんな感じに矯正はかかってくれます。
つやつや~。
お客様も、早く色んな人に会いたい!wと喜んでくれてなによりです。
技術より知識だと思ってます。
髪のことをしっかりわかっていることが大事。
上のお客様と同じようなお悩みの方がいましたら、いくらでも御相談くださいませ。
しっかりと美しい髪にしていきましょ!