私たちの最高の幸せ。そしてこの子を絶対に幸せに。
正直なところ、まさか『LINE』でこんな大事な連絡がくると思ってませんでした。(電話がくると思ってた)
妻も私がLINEじゃ起きるはずないのは知っていますからね。
それでもなぜ、妻がLINEにて送ってきたかというと、看護師さんも含め、前駆陣痛(陣痛の練習のようなもの)か、本当の陣痛なのか判断出来ず、妻もとりあえず送ってきたみたいです。
なので電話はせず、LINEだけだったのですが、どうやらそこからいきなり状態が飛躍したようです。
なので電話は出来ずにいて、私は気づけずにいたのですが。。。
マジで今回のヒーローは『なるるん』。
いつも夜寝てる間に、朝3時か4時くらいに毎日一度だけ起こされるのですが、今日に関しては3時と5時に2回起こしてくれたんです。
そのおかげで、2回目に起こされたときに妻からの『LINE』に気づくことが出来ました。
そしてすぐに電話したのですが繋がらず、少し待っていると折り返して電話がきました。
そのときは、妻があまり何を言っているのか聞き取れなかったのですが(陣痛のため意識が怪しかった)、「きて…!」というのは聞き取れたので、急いで向かうことに。
朝の病院。
入口は全て閉まっているので、インターホンにて呼び出し。
看護師さんが扉を開けてくれて、急いで分娩室まで向かうことに。
(もちろん消音カメラにて)
これから『いきむ』というところに到着。
妻に軽く話しかけても、返事は出来ないほどに痛みをこらえてくれていました。
いきんでる間は夢中で押し出しているのですが、途中で力を抜くときがとても辛そうな感じ。
「…!!!…ッ!!!はぁー!!!!!」
といった感じで、本人も後から言っていましたが、「抜くときが一番つらい」と。
私は頭側にいたので、妻の頭を軽く支えるような感じでいさせてもらいました。
妻は目を見開いていて、痛そうなのがすごく伝わってきました。
そして何度かいきんだとき、、、
私たちの『宝』がこの世に産まれてくれました。
2560グラムの女の子です。
妻の顔が、めちゃくちゃ優しい顔してる。
自分の手で妻の手をつかんで指を吸っています。すごくかわいい。
切迫による今までの辛さもあったからこそもあると思うのですが、やっぱり余計にかわいいです。本当に。
私の指も、もきゅもきゅとしっかり吸ってきます。
なんだよこれ。かわいいよホントに。というか、もうそんなこと出来るんだね。
本当に、無事に産まれてきてくれてありがとう。私たち、あなたのおかげでとても幸せだよ。
基本、ずっと寝たきりの妻。
そして、もう刺す場所もない点滴をずっと。
そしていつまで我慢すればいいのかもわからない一ヶ月を過ごしてきてくれて、本当に感謝しかないです。いや、感謝なんて言葉じゃ表せないか。本当に本当にありがとう。
出産が終わった今、妻の腕を見ると産後によるむくみと、点滴による色の変化。そして針によるたくさんの赤い跡。
「あなたがきてくれると嬉しい」
と言われ、できる限り私も足を運ぶことはしたけれど、私に出来たことはそれくらい。
妻の腕を見て、『絶対この人を大切にして、子供と2人とも幸せにしよう』と、より強く誓いました。
子供ももちろん可愛いですが、私にとっては、妻のことも同じように大好きです。
産むまでが辛かったぶん、これからの日常をしっかり楽しんでほしいな。
これからが大変なんだろうけど、正直なところ、あまりそこまで心配してはないんです。まだ全然見えてないだけのかもしれませんがw
3人で楽しく暮らしていけることしか見えてないんですよね。
まぁ、それも実際暮らしてみると大変なんだろうけどw
妻に頼りきりにならないよう、私もしっかりがんばっていきます。
その瞬間にちゃんと立ち会えて、本当に良かった。
まだまだ親子1年目、これから『家族』として妻と娘と私でしっかり歩んでいきます。
娘が無事に産まれてきてくれて本当に良かった。
この子が私たちを幸せにしてくれたように、これから私と妻とで、必ずこの子を幸せにします。
早く一緒に暮らしたいね。
楽しみだよ。