白髪染めと普通のカラー、どっちが痛むと思いますか???
少しの数でも、目に見えるとめっちゃ気になるのが白髪ですよね。
人と会うのに、白髪が少しでも見えるのは嫌だし、なんか疲れても見えるしとっても気になるものです。
なので、白髪が少ない本数の方でも
『そろそろ染めた方がいいのかなぁ…?』
なんてお客様からの声も頂きます。
私は、「切って対処できる程度なら白髪染めはまだしないほうが良い。」と勧めてしまうのですが、「後ろまでは切れないしどうしよう…」って悩まれる方も少なくないです。
「なんで普通のカラーじゃ白髪までは染まらないの???」
って疑問に思ったことはありませんか?
これは、カラーの薬云々の話というより、【白髪】という髪の性質が、他の髪と違うというところで、普通のカラーでは染まらないのです。
カラーというのは、髪の表面ではなく内側で発色しています。
ということは、表面に色をつけているわけでなく、カラー剤が髪の中まで浸透して色を発色させているということになります。
答えは簡単、『白髪が強い』からです。
白髪の髪の内側にカラー剤が入っていけないのです。
普通の髪だったら内側に浸透していくだけの【力】を持つカラー剤ですけど、白髪の内側までは入れないのです。
ここまでくると、先が読める方も多いのでは?
まぁ単純に、白髪染めは普通のカラーに比べて【強い】んですよね。
髪に「キューティクル」ってものがあるじゃないですか。魚の鱗というか、そんな感じで髪の表面を守ってくれているものです。
白髪ってその「キューティクル」がめっちゃ【密】にくっついているんですよね。
カラーの薬って、それをめくり上げるような感じで薬を内部に浸透させているんです。よって、白髪染めというのは、そのめくりあげるような【力】を強くしたりしているのです。
そして、普通のカラー剤て比べて、凄く色が濃い茶色などで染めているんです。
やはり、白髪染めのほうが、普通のカラー剤より痛みやすいと思います。
そして、色が濃いので、繰り返し塗り続けることによって色も濁りやすいです。(最近の白髪染めは、それでもかなり進化しているのでメチャメチャ良い色がでたりもしますが。)
なので、白髪が少ない本数で、染める以外に対処できる方は、普通のカラーで色を楽しんで頂きたいんですよね。その方が、痛みも少なくキレイに保ちやすいです。
それでも最近の白髪染めは、出来るだけ傷まないで、キレイに発色する白髪染めも開発されています。
ただ、白髪染めが普通のカラーに比べて【強い】のは変わりません。
せっかく、白髪を無くしてキレイな髪色になっても、髪がパサパサして見えたり、色が濁って見えていたら逆効果にもなりかねません。
せっかく白髪を無くすのだから、髪もキレイに保って、髪の若々しさを保ってほしいと思います。
白髪が気になる年代になると、肌へのケアの仕方も、昔とは違うと思います。
髪も肌と同じように、変化をしています。
そこに合わせたケアをしっかり行って、肌も髪も、いつまでもキレイを保ちましょ!!