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前に書いた記事に、Facebookにてコメントを頂き、そのときにめっちゃ気合いいれて書いた返信があるのです。

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これ。

黒に近い色にするときって、それはそれで難しいときあるんですよね。いわゆる白髪染めだったり、黒染めのような色を使わないで染めたいときとか。

 

上のコメントでも書かせてもらってるんですけど、最近は【ブリーチ】や【黒染め】のような今後のカラーに影響を起こすような物は極力使わない方向でカラーをさせてもらってるんですよね。

特に【黒染め】なんかは、色も濃いし、いかにも【】って感じの色になるので、最近はあんまり…って感じです。

ちなみにここでいう、【黒染め】というのは、黒の色が濃い4レベル以下のカラー(白髪染め)のことです。
 

どうしても真っ黒にしたい場合や、ホントに色の抜けやすい髪質の方には使ったりもしますけどねw
 

で、本題なんですけど、案外こういった【】の濃い色を使わずに髪色を結構暗くしようとすると、
 

あれ…?思ったより暗くなってない…。。。
 

ってときありません???私はありました。

明るい髪色から5~6レベルくらいに落とそうとすると、思ったより茶色が残ってしまって暗く見えないこととかあるんですよね。赤みとかが消しきれないんですよね。

】とかの色味ってめっちゃ残りやすいので。
 

でもまぁこれも【】の濃い色を使ってカラーを作れば暗くはなるんですけど、それだと、色も濁りやすいし、最近の薄いアッシュみたいな色味が出づらいです。

できるだけ透明感を保ったまま、髪の明るさを落とす(トーンダウン)ときには、こんなカラーをしています。

まずはビフォー。

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まぁそれなりに明るいっす。

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後ろから。

髪もやや堅めで量も多く、地の色味も赤や黄色がしっかりでやすい髪質です。

こういった髪質ってトーンダウンしづらいんですよね。昔だったら間違いなく、【】の濃い色をチョイスして地の色味を潰してました。

でも今回は、出来るだけそういった赤みなどを消して、黒を薄めたような透明感のあるアッシュに染めました。

基本はダブルカラー

】を使わずにこの状態からしっかりと暗くするには、まず1回のカラーでは無理です。

なので、1度目のカラーで赤みと黄色みをしっかりと使ったり消すためにブルーの濃いアッシュを入れ込みます。

そして薄い茶色になったところで、濃いめのアッシュで、しっかりとトーンダウンを行っていきました。

>先に仕上がりの写真を

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まだ濡れていますが、乾かすと、、、

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こんな感じの色味に。暗いとこで見ればほぼ『』です。

明るい光があるところだと、

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薄い茶色に見える位の色です。

赤みもなくて、きれいな透明感のある色に染まってくれました。我ながら美しい色でした(自惚れ)。

気になるレシピ

もちろん薬剤は前回に引き続き『オルディーブ』(ミルボン)で。

・1回目のカラー
 

根元の新生部→ C5-BL + 6-iIB を1:1で3%

5トーンの濃い目の青と青みのあるアッシュ系の色(イノセントアイスブルー)の6トーンを混ぜて塗っていきます。

毛先→ 6-iIB/H + C8-BL を2:1で3%

上記の根元の薬の6トーンと8トーンです。【/H】というのはトーンダウン用のお薬(微アルカリ)です。

 

で根元→毛先と塗ります。

お分かりかと思いますが、この時点ではまだ根元と毛先は同じ明るさにはなりません。2回目のカラーで合わせていきます。
 

・2回目のカラー
 

全体を、 6-iPT/H + 5-10/H を2:1で3%

トーンダウン用の6トーンのアッシュ系(イノセントプラチナ)と5トーンのアッシュで、根元から毛先まで一気に塗ります。

1度目のカラーで、根元と毛先に髪の明るさの違いが残っているのですが、これを利用して、一気塗りすることによって微妙な根元(暗)~毛先(ちょい明)の自然なグラデーションをつくっています。

まとめ

とまぁ、こんな感じで、白髪染めや黒の濃い染料を使わずに暗く染めています。

イメージとしては、いらない赤みだったりをキレイにしてから、薄い色の布を重ねていく感じですかね?

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黒を薄めたようなキレイな色かと。

濁ったような感じもなく、めっちゃキレイな透明感が出ますよん。

今後のカラーにも支障の出にくい色味です。

青の色味は赤にも比べて、後に残りづらい色なので、色が落ちていく際もキレイに抜けていきます。

ちなみに色の賞味期限は、普段の使うシャンプーにもよりますが、1~2ヶ月くらいかと。

できれば、色が落ちきる前にカラーを重ねて、次はワンカラーで落ち着かせたいです。

こうして、カラーを重ねることによって、キレイで上品な【】になっていくと思います。
 

髪の色をキレイに暗くしたい方は、こんな感じもご参考くださいませ!



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