失敗してこそ、わかることがあると思うんだけどな。
初めに書いておくと、『お客様』に対してのお話ではないですよ。もちろん。
とかって質問をアシスタントから聞かれることがあるんですよね。
カラーだけでなく、パーマとかもですけど。
そういう風に聞かれると、こう思っちゃうし、そう言葉に出しちゃうんですよね。私。
私のことを信頼して聞いてくれてるのもわかるし、知識を得ようとして聞いてきてるのもわかるんです。そういうのは単純に嬉しいんですけど、、、
嬉しいんだけど、、、
自分で試したほうが、絶対に知識や勉強になるのに。
「この色使うとこうなるんだ…、じゃあこっちを使ってみたら…?」
とかの繰り返しで知識って増えていくもの。
正直、人に聞いて教えてもらったことって忘れやすいもんです。でも、自分で経験して得た知識とかって忘れづらいもの。
友人や家族などに頼んでやらせてもらってもいいだろうし、それが無理ならウィッグもあるし、何個も何個も試したいなら毛束がある。
自分の時間も使わず、自分のお金も使わず、自分の持っている知識も使わずして、人に聞いたことで解決することには大した価値はないんですよ。
自分で悩んで、色々試してみたことだからこそ価値が出る。
それの積み重ねが知識や自信になってきます。
んでも、『聞く』ということが悪いわけではないです。
色々試してみたけど、わからなかったり、つまづいたりすることは絶対にあります。そういうときに『聞く』ことが大事。自分だけでは解決できないことってありますから。
そうすることで、なんで失敗をしたかもわかるし、やってみてるからこそ、『聞く』ことでわかることがたくさんある。なにもやってないうちから聞くのと、やってから聞くのとでは全然質が違うし、わかることも多いです。
聞いて、やってみて、成功して終わり。
よりも、
とにかくやってみて、失敗して、色んなものを見て、また繰り返したほうが絶対に知識が増える。
『失敗』をしたくないから聞いてきてるのはわかるんだけど、失敗をしないと得れないものってたくさんあります。
そういったことを繰り返して、自分で見て、自分がわかっているからこそ、お客様にも上手に伝えることが出来るようになるんじゃないかな。
だからまずはそこに自信を持てるように、とにかく色々やってみてほしい。
そういった歴史を積み重ねてきてる人の言葉って、自然と人に伝わってくれるものです。
だからこそ私も未だに実験もするし、毛束だったりを使ってわざと失敗してみたりもする。そうすることでわかることもあるし、もっと人に伝わりやすくなると思っているから。
まぁでも私って頑固だから、いくら「この色が-、」とか「イルミナカラーが-、」とか周りから言われたとしても、私は自分で使ってみて、自分の目で確かめて、自分で納得しなきゃ嫌っていうのもでかいですけどねw
でも、女性の大事な髪を切ったり、色を変えたりしているのだから、そこまでやって納得したものを提供したいし、オススメしたいです。
お金もいただいていて、『キレイ』にする責任があるだから。
私はそのくらい、『髪の毛』に対して責任を持たなきゃいけないと考えています。
だからまずは自分が気になったら、自ら色々やってみないとね。
アシスタントの子にもそういう考えになってほしいと思ってます。
だから別に教えたくなくて、『自分でやってみれば?』って言ってるわけではないんです。
やったからこそわかることがある。失敗したからこそ先に進める。
こういう風な考えが伝わってくれると嬉しいな。
だからがんばってこ。
素敵なスタイリストになってほしいって願ってます。